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第7巻 第4号 1974年7月 [目次] [全文 ( PDF 1760KB)]
原著

ダンピング症候群における腸管の微小循環の変動(とくにダンピング症候群の発生機序と薬物治療に関する実験的・臨床的研究)

杉山 貢

横浜市立大学 第2外科学教室(主任 土屋周二教授)

 実験ダンピングにおける,腸微小循環変動の直接観察,門脈血酸素飽和度測定,腸壁pH値測定および腸管の組織学的検索などを行い,臨床的にoxapium iodideを試用し,ダンピング症候群の発生機序と薬物治療について検討した.高張糖液腸管内注入に伴う腸微小循環障害―すなわち小腸絨毛の静脈血流停止およびその細小化さらに小腸壁にmetabolic acidosisが惹起されることを明らかにし,oxapium iodideがこれらを防止または改善することを証明しえた.臨床的には重症および中等症のダンピング患者80例に,本剤を投与し76例に著効をみた.腸管内高浸透圧に伴う微小循環障害の出現が本症候群発現の重要因子であること,およびこれを防止または改善することが治療上有意義であると考える.

日消外会誌 7: 341-351, 1974

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