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第7巻 第6号 1974年11月 [目次] [全文 ( PDF 485KB)]
原著

下咽頭頚部食道癌における再建術

遠藤 光夫, 中山 恒明, 羽生 富士夫, 小林 誠一郎, 榊原 宣, 木下 裕宏, 井手 博子

東京女子医大消化器病センター外科

 下咽頭頚部食道癌の再建について,消化器病センターの症例を中心にのべる.現在まで再建術施行例は14例で,手術死亡例は1例である.再建術式では,腸管遊離移植7例,左結腸有茎移植2例,咽頭胃吻合5例で,今回は,咽頭胃吻合を中心に検討を加えた.
 胃管作成の要点として,従来よりいわれている十二指腸授動,小弯側切断部の手縫いによる層別縫合に加え,胃管への複数本の漿筋層横割が有効で,ほとんど無理なく咽頭までの到達がえられた.
 咽頭・胃の吻合は層々吻合とするが,胸壁前経路では簡単な胃瘻孔よりの栄養チューブ留置が可能であり,胸骨後経路では経鼻的に胃内にチユーブの留置をおこなつた.
 術後2週日で,経口摂取のみとするが,術後の通過状態は良好である.
 遠隔成績,切除率,手術成績も併せ検討した.

日消外会誌 7: 507-511, 1974

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