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第7巻 第6号 1974年11月 [目次] [全文 ( PDF 916KB)]
原著

胆道・膵十二指腸原発癌における閉塞性黄疸の特徴

水本 龍二

京都大学医学部第1外科(主任 本庄一夫教授)

 胆道系原発癌180例の経験に基づいて,その黄疸の特徴と手術成績を検討した.
 肝管癌では黄疸が急速に増強し高度黄疸が持続し手術成績は不良であり,総胆管癌も高度黄疸の急速に現れるものが多いが持続は比較的短かく,膵内胆管癌の手術成績は良好であった.膨大部癌は黄疸が長期持続し,発熱を伴うことが多く一時黄疸の軽減するものがあり,十二指腸癌の黄疸は軽度で,これらは全例切除可能であつた.一方,膵頭癌では手術時既に遠隔転移のみられることが多く,高度黄疸を示すものもみられるが軽度黄疸例にも術後1カ月内死亡例がある,膵体尾部癌や胆嚢癌の黄疸は末期像である.血清アルブミン値,プロトロンビン時間,transaminase, G.T.T.や発熱などとの関係も検討した.

日消外会誌 7: 572-579, 1974

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