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第7巻 第6号 1974年11月 [目次] [全文 ( PDF 592KB)]
原著

非寄生虫性肝嚢腫の検討

木南 義男, 大野 進, 河村 允, 土原 一弘, 古川 信, 小坂 進

金沢大学第2外科教室

 肝嚢腫は比較的稀な疾患であるが,時に外科領域においても経験されるところである.教室における過去14年間の症例を検索したところ,非寄生虫性孤立性肝嚢腫6例および多発性肝嚢腫5例が治験されている.これらの診断と手術成績について検討した.術前診断が肝嚢腫とされたものは3例に過ぎず悪性腫瘍との鑑別が困難であり,また合併症を伴う症例が可成りあることが注目された.手術成績では孤立性肝嚢腫に対しとくに嚢腫全剔を目的とした肝切除術が実施されているが2例失つており,本症が良性疾患である点に注意をはらう必要性を認めた.術後経過は良好であり最長14年になるが,全症例の10年以上経過例は5例であつた.

日消外会誌 7: 580-585, 1974

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