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第8巻 第6号 1975年11月 [目次] [全文 ( PDF 645KB)]
特集

予後不良の術後イレウス

田井 千秋, 荒田 敦, 徳田 直彦, 木村 秀幸, 野上 浩実, 田中 早苗

岡山大学医学部第1外科(主任:田中早苗)

 岡大1外科教室で経験した74例の術後イレウスを集計検討し,病態生理学的見地から,これらをA:非絞扼型B:絞扼型C:腹膜炎型の3つに分類しえるとした.また予後不良に繋がる因子として黄疸,老令,進行癌を中心とした消耗性疾患,低蛋白血漿,手術時期の遅延,非生理的再建術式を含む手術などがあげられた.絞扼型(B)イレウスはそれ自体重篤であるが,A型C型のイレウスでは,種々の合併症を併発または続発し,予後不良となることが明らかにされた.これら各病型のイレウスに対する対策について私見を述べたが,腸粘膜関門の崩壊されない時期に減圧術が施行され他の合併症の併発を未然に防ぐことが肝要と考え私どもの測定する血中エンドトキシン値はその指標となることを示した.

日消外会誌 8: 630-635, 1975

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