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第9巻 第3号 1976年5月 [目次] [全文 ( PDF 1406KB)]
原著

同種移植腸管の微細血管構築の研究(Microangiographyならびに病理組織学的検討)

木村 敏之

京都府立医科大学第2外科学教室(主任:橋本 勇教授)

 同種臓器移植における拒絶反応の病態を究明するための形態学的検討は,とくに血管病変が,移植免疫反応の強い影響を受けることが推測され欠かせない.
 著者は臨床的に問題の多い同種腸管移植も,基礎的な病理組織学的研究と微小循環動態を比較検討することは重要であると考え実験に着手した.超軟X線撮影法を用いて,同種移植腸管のmicroangiogramを作成し,経時的に観察した結果,微小循環障害は移植後48時間頃に,絨毛の基底部に始まり,粘膜下組織の筋板直下へ進行するが,さらに粘膜下組織の充血,絨毛の乏血,移植5日以後には粘膜下組織の乏血ヘと,拒絶反応によりirreversibleな変化へ進行することが判明した.

日消外会誌 9: 245-255, 1976

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