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第9巻 第3号 1976年5月 [目次] [全文 ( PDF 692KB)]
原著

消化性潰瘍の術前,術後におけるglycineおよびbeef broth負荷後の内因性ガストリン反応の比較検討

渡部 洋三, 沢田 芳昭, 加藤 弘一, 塩野 潔, 宮上 寛之, 近藤 慶一郎, 城所 仂

順天堂大学消化器外科(主任教授:城所 仂)

 test mealによるgastrin誘発法のうち,0.5 M glycine 250 mlおよびbeef broth 150 mlを経口投与して疾患別にgastrin releaseにおよぼすmedical vagotomyの効果を検討し,さらに術式別にgastrin responseを比較検討した.test meal投与後のpeak gastrinは,十二指腸潰瘍例においてglycineよりもbeef brothの方が刺激力が強い.しかし胃潰瘍例では,両刺激剤の間に有意差を認めなかった.test meal投与後のgastrin releaseにおよぼすmedical vagotomyの影響はbeef broth投与例ことに十二指腸潰瘍例で著明で,血中gastrinはbeef broth単独投与例に比べて46%の増加率を示した.術式別では幽門洞が除去されるような術式ではtest mealにほとんど反応しないが,選迷切兼幽成術後ではbasal gastrin,peak gastrinともに術前より増加した.

日消外会誌 9: 265-271, 1976

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