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第9巻 第5号 1976年9月 [目次] [全文 ( PDF 752KB)]
原著

胆のうのHourglass Deformity症例,とくに胆のう形態の相異(X線上)とその成因および胆石との関係について

武藤 良弘, 内村 正幸, 脇 慎治, 林 輝義, 鮫島 恭彦, 門野 寛, 石垣 実弘, 室久 敏三郎

浜松医療センター外科

 胆のう造影で胆のう体部の狭窄を示すHG型胆のうを3亜型に分類し,これら形態とその成因および胆石との相互関係を検討した結果,(1)分離型は壁内結石,隔壁型は隔壁形成に原因することが多く,砂時計型は種々の成因による内腔狭窄を認めた.(2)分離型および砂時中型は全例胆のう結石を認めたが,隔壁型では62%に胆石を伴っていた.(3)壁内結石やR-A sinus増殖等の後天性原因の全症例に胆石の合併をみたが,隔壁形成やserosal typeの先天性原因による症例では76%に胆石が合併していた.以上の成績より単一胆のうにみられる二房性胆のうの1つであるHG型胆のうは胆石を起しやすく,臨床上重要な疾患と考える.

日消外会誌 9: 631-632, 1976

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