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第9巻 第5号 1976年9月 [目次] [全文 ( PDF 1366KB)]
原著

小腸広範切除後の代償に関する形態学的研究―術後経口栄養および中心静脈栄養で管理した場合の相違について―

高橋 秀禎

東北大学第2外科学教室(指導:葛西森夫教授)

 成犬を用いて,小腸広範切除を施行し,術後それらを3群に分けて栄養管理を行った.すなわち(1)中心静脈栄養法のみで管理した群,(2)経口栄養法のみで管理した群,(3)中心静脈栄養法と経口栄養法を併用して管理した群の3群である.これら3群で術後経時的に腸管粘膜を採取し,組織計測を行った.その結果,中心静脈栄養群は経口栄養群より小腸の代償性の変化が明らかに劣っていた.併用群はこれら2群の中間的な変化を示した.結腸においては,中心静脈栄養群および経口栄養群でいずれも代償性の変化を示したことから,小腸広範切除に結腸が代償に関して重要な役割を果していることが示唆された.

日消外会誌 9: 644-656, 1976

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