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第9巻 第6号 1976年11月 [目次] [全文 ( PDF 1382KB)]
原著

影像下直達法による経皮的胆管ドレナージの研究

高田 忠敬

東京女子医科大学消化器外科

 閉塞性黄疸ならびに胆道感染症に対しルーチンに行いうる安全な非開腹的胆汁外瘻処置として,影像下直達法による経皮的胆管ドレナージ手技を創案確立した.影像下直達法の原理は,胆管造影では情報を得ることができない腹背方向の深度を,X線投射方向に針を挿入することにより無視しうるものとしたことである.これにより1回の試みで選択的に胆管を穿刺しチューブを挿入することが可能となった.
 さらに,呼吸による胆管の位置移動,チューブ周囲の線維性瘻孔形成期間,チューブ挿入に対する肝実質内における反応について検討し,経皮的胆管ドレナージ施行後3週以内のチューブの抜去は,胆汁漏出・胆道内出血・腹腔内出血の危険が大きい事を明らかにし,その対策として,胆管内深部への4 cm以上のチューブの挿入留置と体表面での固定を巌重にする必要を認め,先端弯曲型外筒・目盛り付き内筒・固定ゴムの作製を考案した.

日消外会誌 9: 791-803, 1976

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