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第10巻 第1号 1977年1月 [目次] [全文 ( PDF 1392KB)]
原著

結腸一層縫合における各種縫合糸の創治癒に及ぼす影響に関する実験的研究

殿田 重彦

和歌山県立医科大学消化器外科(主任教授:勝見正治)

 消化管吻合法は,従来Albert-Lembertの二層縫合法が一般的であったが,Halsted以来,一層縫合法の優秀性が注目されGambee法など種々の一層縫合法に関する報告がなされている.一層縫合法ではとくに縫合材料の検討が重大と考えるが,この点に関する研究は少なく,明確な結論が得られていないのが現状である.
 著者は,雑種成犬の結腸において,silk,cat gut,polyglycolic acidの三種の縫合糸を用い,Gambee一層縫合を行い,その部の肉眼的所見,耐圧試験,浮腫,microangiography,hydroxyproline量,組織学的所見で比較検討したところ,そのいずれの検査項目においても,polyglycolic acidの優位性が認められた.
 これらの成績は充分臨床に応用できるものであり,教室の結腸吻合に活用している.

索引用語
結腸(腸), 縫合糸, 創傷治癒, 一層縫合

日消外会誌 10: 72-85, 1977

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