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第10巻 第4号 1977年7月 [目次] [全文 ( PDF 864KB)]
原著

吻合部潰瘍の成因ならびに再手術々式の検討―自験4例を中心として―

立石 弘, 大西 淳夫, 久保田 憲彦, 春日 正己, 鋳谷 周三

京都府立医科大学第1外科教室

 われわれが経験した吻合部潰瘍4例から再発潰瘍の成因および再手術々式につき検討した.その結果2例では再発因子として不十分な胃切除による術後高酸と耐酸性の低い空腸吻合が原因と考えられ,1例では壁細胞最密区域異常が,残る1例では上述の両者が成因となっていた.高ガストリン血症やZollinger Ellison症候群がその再発因子と考えられたものはなかった.再手術々式については原則的には潰瘍再発因子の除去にあるが,初回術式,再胃切除の難易度,患者のリスクなど考え合せて減酸効果をできるだけ迷切ではかり,再胃切除範囲を最小限にとどめ残胃の機能と形態をより生理的に保持すべきである.

索引用語
吻合部潰瘍, 減酸効果, 迷切術

日消外会誌 10: 404-411, 1977

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