有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第10巻 第4号 1977年7月 [目次] [全文 ( PDF 1249KB)]
原著

回盲部にみられた各種の非特異性炎症性疾患の実態(クローン病とその周辺疾患の検討)

嶋田 紘, 池田 典次, 鬼頭 文彦, 佐藤 一美, 松田 好雄, 江口 英雄, 新明 紘一郎, 竹村 浩, 土屋 周二, 洲崎 兵一, 中村 玄行1)

横浜市立大学第2外科, 横須賀共済病院外科1)

 回盲部非特異性炎症性疾患35例の切除標本の肉眼所見と若干の組織所見を典型的クローン病のそれと比較検討し,クローン病をも含め6群に分類できた.その結果回腸の非特異性炎症性疾患には種々の病態を異にする疾患が存在すること,典型的クローン病は少ないと思われること,盲腸部病変では,切除後再発することが多く,組織学的にもクローン病のそれと類似するが肉眼的には全く異にする“炎症性腫瘤形成を伴う非特異性盲腸潰瘍,V群(12例)”の存在と,予後は良好であるが,ほとんどの例にクローン病の特徴といわれる巨細胞を伴った肉芽腫性病変を有する“盲腸の非特異性炎症性腫瘤,VI群(8例)”の存在は外国の報告がみられない本邦に特徴的なものと思われた.

索引用語
非特異性炎症, Intestinal Behçet, アニサキス症, Yersinia感染症

日消外会誌 10: 412-424, 1977

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会