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第10巻 第5号 1977年9月 [目次] [全文 ( PDF 861KB)]
原著

胃癌切除患者におけるα1,α2ならびにγ-globulinの術後推移

樺木野 修郎, 寺崎 茂宏1), 脇坂 順一1)

福岡歯科大学外科教室, 久留米大学医学部第1外科教室1)

 私どもは胃癌患者におけるα1・α2ならびにγ-globulinをcellose acetate膜による電気泳動によって測定し,その術前・術後の推移を術後5年に亘って検討した.
 最近,α-globulinはfomograftの皮膚生着を延長せしめるといわれるが,胃癌患者におけるα1-globulinは術前高値を示すもはが多く,また,Stageの高度なものほど増加の傾向がみられ,再発例はすべて増加していた.α2-globulinはα1-globulinに比して術前増加率は低く,また,再発との関係は明らかではなかった.α1・α2-globulinは胃癌切除によって6カ月~1年の間に正常値に復するものが多かった.γ-globulinが術前高値を示す症例は30%近くにすぎず,術後2年以上の生存例では正常値を示すものが多く,5年生存例の一部に増加せる症例をみたが,術後推移においては1時増加し,非治癒切除例の3・4年生存例では治癒切除例のそれに比して増加するものが多かった.

索引用語
Gastric cancer, Globulin, Curative resection, Non-curative resection, Stage

日消外会誌 10: 470-479, 1977

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