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第10巻 第6号 1977年11月 [目次] [全文 ( PDF 623KB)]
特集

閉塞性黄疸のもたらす肝障害と外科的治療効果の病態生理

菅原 克彦, 河野 信博, 三谷 進, 岩月 淳, 長尾 桓, 金高 伸也

東京大学医学部第1外科学教室

 高度の肝外閉塞性黄疸を呈する症例の手術成績が悪い原因には原因疾患の特殊性のほか,肝をはじめとする重要臓器障害があげられる.閉塞解除前後の肝障害を細胞レベルで検討した.閉塞解除による肝細胞周辺部の修復は早いが,細胞内微細器管の形能と機能の回復は遅延した.一般的肝機能検査値は閉塞解除後比較的速かに正常化するが,細胞のエネルギー代謝病態の改善は表現されない.胆管閉塞に伴う肝の予備力障害はATP生成能のほか,血清ミトコンドリアGOTの動態に反映され,この推移は障害肝の実態を知るのに有用である.肝の予備機能の改善にはインスリンの補充投与のほか,肝血行動態に関与するSubstance Pの投与が有効であった.

索引用語
肝予備力, ミトコンドリア, m-GOT, エネルギー充足率, インスリン補充投与

日消外会誌 10: 736-742, 1977

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