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第11巻 第3号 1978年3月 [目次] [全文 ( PDF 1261KB)]
原著

胃手術後有愁訴患者の食道,残胃内pHの分析とその治療に関する研究

小泉 裕

東京慈恵会医科大学第1外科教室(主任:綿貫 てつ教授)

 医用カプセルを用い,胃切後有愁訴患者100例を対象に,口腔内から残胃内におよぶpHを連続測定し,愁訴との関連性を検討した.下部食道内と残胃内pH曲線は6型に分類することが可能であったが,pHの動揺を示すタイプに強い愁訴をもつ者の多いことが判明した.
 吻合部潰瘍症例は動揺型にも非動揺型にも認められたが,残胃内における最低pH値はいずれも2.0以下であった.
 有愁訴患者の治療方針の検討を試みたが,吻合部潰瘍に対しては,迷切を加える外科的療法が最も適した方法であると考えられた.その迷切効果の判定には,有線ガラス電極による粘膜上pHの術中測定法が極めて有用な方法であることを確認した.

索引用語
医用カプセル, 食道内pH, 残胃内pH, 胃切後愁訴, 吻合部潰瘍

日消外会誌 11: 198-209, 1978

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