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第11巻 第4号 1978年4月 [目次] [全文 ( PDF 1317KB)]
原著

十二指腸憩室の臨床 とくに傍乳頭部憩室の外科的意義とその手術適応について

白井 牧郎

福島県立医科大学第2外科(主任:遠藤辰一郎教授)

 自験十二指腸憩室76例92ケに臨床的検討を加えた.その発見部位はII-Portion内側に83.6%と多く,併存疾患のない憩室の症状は,上腹部痛が主体で,併存疾患は胆石症50.1%と最も多かった.自験手術症例は16例でLemmelのPapillensyndromは9例あり,傍乳頭部憩室の臨床的意義を再認識させられた.著者は傍乳頭部憩室の胆道系に及ぼす影響を検索するため十二指腸加圧法という胆道内圧測定法を考案し対照例を含めた55例に施行した.ほとんどの症例は加圧後総胆管残圧に変化なく,Papillensyndrom 6例中5例に60~90 mm H2Oの残圧上昇があり,この方法は憩室と総胆管の位置的相関を表現するもので,手術適応を決定するうえに有用であると思われた.

索引用語
十二指腸傍乳頭部憩室, Lemmel'Papillensyndrom, 十二指腸加圧法

日消外会誌 11: 297-309, 1978

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