有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第11巻 第8号 1978年8月 [目次] [全文 ( PDF 744KB)]
原著

脳疾患時(とくに脳外科手術後)に生ずる上部消化管出血に対する開腹手術の適応と手術方針について

堀 公行, 西村 和夫, 光野 孝雄

神戸大学医学部第1外科

 脳疾患時,とくに脳外科手術後に生ずる出血性ストレス潰瘍例は,ほとんど意識障害を有し,その原病の重篤さとともに止血対策に苦慮することが多い.私どもは過去に経験した19例につき,開腹手術への適応時期を検討し,さらにその胃手術法につき述べる.
 開腹手術の適応として,潰瘍出血による脳病変の悪化を防ぐことに重点をおき,そのため意識障害を指標として,たとえ輸血量が1000 ml/日以下でも,出血によって意識障害が遅くとも半昏睡に陥いる前に開腹手術を行うべきである.この際手術法として潰瘍病変の広がりと,胃切後もまだなおつづくとみられるストレスによる残胃十二指腸の再出血を抑制することなどから,小弯を多く切除する亜全摘に近い広範胃切除術に幹迷切術を併施することが最良であると強調した.

索引用語
ストレス潰瘍, クッシンダ潰瘍, 消化管出血, 迷切術

日消外会誌 11: 636-642, 1978

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会