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第11巻 第9号 1978年9月 [目次] [全文 ( PDF 1408KB)]
原著

結腸縫合創治癒に及ぼす抗癌剤(Mitomycin C)の影響に関する実験的研究

勝部 宥二

和歌山県立医科大学消化器外科(主任教授:勝見正治)

 大腸癌術後の局所再発予防の目的で,術後はもとより,術中にも使用される抗癌剤が,縫合創治癒にどの程度の影響を及ぼすかについての研究は少なく,明確な結論が得られていない.著者は,まず犬結腸にMitomycin Cを局所投与して,投与法および投与量によっては潰瘍形成,壁内出血,上皮の変性,動脈壁の類線維素性変性などが生じることを確かめ,また,結腸縫合創治癒への影響を検索し,動脈内投与の障害が最も強く,次いで腹腔内投与,腸管内投与の順となり,投与量として比較的障害が少ないと考えられる臨床使用適量は,動脈内0.2 mg/kg,腹腔内0.5 mg/kg,腸管内0.5~1.0 mg/kgであると結論した.

索引用語
結腸, Mitomycin C, 創傷治癒, 縫合不全

日消外会誌 11: 721-733, 1978

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