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第11巻 第10号 1978年10月 [目次] [全文 ( PDF 808KB)]
原著

迷走神経切断術ならびに幽門形成術に関する実験的研究―その胃内容排出態度について―

津秦 建治

和歌山県立医科大学消化器外科教室(指導:勝見正治教授)

 各種の迷切,幽成術ならびに迷切兼幽成術後の胃内容排出態度について実験的に観察し検討した.その結果,迷切では選近迷切が最も胃内容排出障害が少なく,幽成ではFinney法が最も良くドレナージ効果を示した.またFinney法を除く幽成は正常胃の内容排出に対しては促進効果を示さず,迷切胃の内容排出に対しては促進効果を示した.さらに迷切兼幽成術後の胃内容排出態度は摂食後早期に急速な排出を示し,時期の経過とともにかえって排出が遅延する傾向がみられ,その排出機転には胃の内圧が大きく関与していると考えられた.このような排出態度が本術式後のダンピング症候群,あるいはGastric Stasisを来して潰瘍の再発にも関連すると推定された.

索引用語
迷走神経切断術, 幽門形成術, 胃内容排出態度

日消外会誌 11: 791-798, 1978

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