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第11巻 第10号 1978年10月 [目次] [全文 ( PDF 516KB)]
原著

実験的急性膵炎時の血液凝固能異常におよぼす因子について

佐竹 克介, 内間 恭堅, 土肥 浩義, 梅山 馨

大阪市立大学第1外科

 急性膵炎時に見られる血液凝固能異常に対する膵液の関与を検索する目的で,正常膵液,活性化膵液および急性膵炎時の腹水(2 ml/kg)を正常犬に静脈内注射を行ない凝血学的検討を行なった.
 正常膵液および活性化膵液注射後には血中fibrinogen量の減少,血小板数の減少,P.T.Tぉょびprothrombin timeの延長が見られたのみで,その程度は活性化膵液注射群で著明であった.腹水注射群ではこれら反応に加えて,E.L.Tの短縮,F.D.Pの増加が見られ,抗Fibrin蛍光抗体法にて肺,腎,膵に多数のfibrin沈着が見られた.
 以上の事実は,急性膵炎時の腹水中にtrypsin以外のfibrinogen catabolismを増加する因子が含まれていることが示唆された.

索引用語
Trypsin, 正常膵液, 活性化膵液, 急性膵炎時の腹水, fibrinogen catabolism

日消外会誌 11: 829-833, 1978

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