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第11巻 第12号 1978年12月 [目次] [全文 ( PDF 507KB)]
原著

胆石症に対する乳頭成形術後の乳頭部の形態的変化

小林 修, 江里 健輔, 守田 信義, 小田 悦郎, 八牧 力雄

山口大学第1外科

 胆石症のため,乳頭括約筋成形術を受けた17例について,遠隔時(2~24カ月)の血液検査成績および内視鏡による乳頭部開口状態を検討した.乳頭部開口状態は,良好(径10 mm以上)4例,やや良好(径5~10 mm)4例,不良(径5 mm以下)2例で,血清アルカリフォスファターゼおよびアミラーゼ値はほとんどの症例が術後正常値に復帰したが,胆道ドレナージ不良な4例では前者は依然高値であった.胆道内空気像およびバリウムの胆管内逆流を70~80%の症例に認めたが,術後肝内胆管に狭窄をきたした1例のみが胆管炎をきたした.したがって,乳頭成形術後,たとえ胆道内逆流が起こっても,ドレナージが充分であれば胆管炎は発生しないで,完全に括約筋を切除すべきである.

索引用語
乳頭括約筋成形術, 乳頭開口径, 胆道内空気像, バリウムの胆管内逆流

日消外会誌 11: 1009-1013, 1978

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