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第11巻 第12号 1978年12月 [目次] [全文 ( PDF 471KB)]
原著

外科領域におけるCarcinoembryonic Antigen(CEA)測定の意義について

西田 保二, 長町 幸雄, 谷口 章, 緒方 伸男, 秋山 典夫, 前田 光久, 平沢 敏昭, 中村 卓次

群馬大学第1外科

 癌胎児抗原(CEA)は,Goldらの発見以来,種々の研究者の報告によりすでに消化器癌の補助診断法としての意義が認められている.
 今回,外科疾患患者251例を対象として血中CEA値をone step sandwitch法で定量し検討した.消化器癌では陽性率49.3%,平均4.93±0.69 ng/ml(SE)で消化器以外の悪性疾患より高値をとった.また進行した症例や肝転移症例は異常高値をとることが多く,手術適応の判定に有用である.手術前後の比較により手術効果の判定や再発のモニターとして有用と考えられた.また,胃癌症例で組織型の分化度と血中CEAを検討すると術前値では分化度と相関がないが再発例では低分化型ほど血中CEAが高値をとる症例が多かった.

索引用語
Carcinoembryonic Antigen, 肝シンチグラフィー, 大腸癌, 胃癌組織型, 肝転移

日消外会誌 11: 1014-1018, 1978

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