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第11巻 第12号 1978年12月 [目次] [全文 ( PDF 597KB)]
症例

十二指腸結核;本邦報告例の検討

里見 昭, 端山 俊晃, 福本 守男, 時松 秀治, 石田 清, 塩田 敬1), 高浜 素秀1)

埼玉医科大学第2外科, 埼玉医科大学第2病理1)

 集計し得た十二指腸結核症(本邦報告例)51例の検討をおこなった,近年,外科的治療を要する腸結核自体が減少しているが,その中でも,十二指腸結核の占める割合は少ない.胆石を合併した自験例を示すとともに,十二指腸結核の罹患部位別頻度,年齢別頻度,性別,症状,感染経路,診断,合併症,治療について述べた.男女比は,3:5で女性に多く,30~40歳代がピークであり,肺結核でみられるような,高齢者に多い傾向はみられない.部位別としては,十二指腸上行部が44%で最も多く,肛門側へ下降する程多くなっている.感染経路として,二次性腸結核が,一般的とされるが,51例中,原発性と考えうる症例が約50%も占めていた.活動期,治癒期をとわず,高度の狭窄をきたした時は,化学療法は限界であり,外科的処置が必要となる.

索引用語
十二指腸結核, 原発性腸結核

日消外会誌 11: 1019-1024, 1978

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