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第12巻 第1号 1979年1月 [目次] [全文 ( PDF 1187KB)]
原著

超音波画像ガイドによる経皮的膵生検法の可能性と問題点について

笠原 小五郎, 天目 純生, 田中 昌宏, 森岡 恭彦, 山中 桓夫1), 木村 健1), 伊東 紘一2), 小池 盛雄3), 清水 英男3)

自治医科大学消化器外科, 消化器内科1), 臨床病理2), 病院病理3)

 術中各種膵生検法について検討を行ったところ,needle aspiration biopsyは,安全性,診断性能とも,極めて優ぐれていることが分った.術前膵生検法としてneedle aspiration biopsyを超音波画像下に行い,膵癌症例では70.6%の診断率が得られた.本法は,診断性能の面では,まだ充分とはいえないが,合併症も少なく,将来の発展が期待され得る.具体的に,現在のいくつかの問題点について言及した.

索引用語
膵癌, 膵生検, 超音波, 超音波画像ガイドによる経皮的膵生検法

日消外会誌 12: 14-24, 1979

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