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第12巻 第2号 1979年2月 [目次] [全文 ( PDF 1009KB)]
原著

早期胃癌診断の実態と評価

鈴木 茂, 村上 平, 橋本 忠美, 長谷川 利弘, 川田 彰得, 山田 明義, 鈴木 博孝, 榊原 宣, 遠藤 光夫, 小林 誠一郎

東京女子医科大学消化器病センター外科

 胃癌の予後が悪いことは周知のことであるが,これを早期胃癌の段階で治療すればその五生率は90%以上である.そこで早期胃癌688病巣を細かく分析し,より多くの早期胃癌発見のためには現在何が必要であるかを探ってみた.X線,内視鏡の併用はもちろんであるがまず内視鏡器種は1本にこだわらずそれぞれの欠点を補うような組合せで使用し,胃体上部から噴門部の病変を見落さぬこと,生検は胃体部からとくに慎重に行うこと,II bの発見には色調の変化を重視し,確実な生検を行うこと,III型の診断には潰瘍全周からの的確な生検が必要であること,微小癌はわずかな変化の発見と第1個目の生検組織採取を確実に行うこと,などが重要であることが判明した.これにさらに最近の色素法等の補助診断の活用も望まれる.

索引用語
早期胃癌, 胃癌の診断

日消外会誌 12: 99-108, 1979

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