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第12巻 第4号 1979年4月 [目次] [全文 ( PDF 649KB)]
原著

胸部食道癌に対する一期的食道再建先行術式の意義

佐々木 公一, 武藤 輝一, 大渓 秀夫, 杵渕 宗作, 斉藤 六温, 沢田 洋一, 田中 乙雄, 川口 正樹, 曽我 淳, 藤巻 雅夫1)

新潟大学医学部外科学第1講座, 富山医科薬科大学外科1)

 現在,胸部上,中部食道癌に対する一期的術式としては右開胸下癌腫切除→食道再建の方式が多くの施設で採用されている.一方,われわれはこれらの順序を全く逆にした一期的食道再建先行術式を1973年以後の44症例に試みてきた.本術式の意義として,(1)開胸側肺への麻酔侵襲を可及的に軽減できる.(2)頚部,腹部の遠隔転移の有無を早期に確認できる.(3)頚部,腹部食道の早期離断による癌巣の孤立化と円滑な胸腔内手術操作を可能とする.(4)術者が癌腫の切除,廓清に専念できる心理的効果をもたらす.などが挙げられる.本術式は手技上の利点とともに術後合併症も少なく,今後の食道癌手術適応の拡大に十分貢献し得るものと考える.

索引用語
一期的食道癌手術, 食道再建先行術式

日消外会誌 12: 203-209, 1979

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