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第12巻 第4号 1979年4月 [目次] [全文 ( PDF 918KB)]
原著

胃迷走神経幽門洞枝の研究―とくにガストリンの放出とfeedback過程への関与について―

杉原 国扶

東京医科歯科大学医学部第1外科(主任:村上忠重教授)

 胃迷走神経幽門洞枝のgastric gastrin放出に対する役割,とくにnegative feedback過程への関与の有無について検討するため,犬に幽門洞pouchを作成し,主に右胃大網静脈血中ガストリン値の変動を実験的に検討した.
 末梢静脈血に比べ右胃大網静脈血はgastric gastrinの変動を忠実に反映しているが,幽門洞枝温存群と切断群との間に幽門洞刺激下での右胃大網静脈血中ガストリン値の差をみとめなかった.また幽門洞酸性化を行うと血中ガストリン値は急速に低下するが,両群の間に減少パターンの差を全く認めなかった.すなわち,胃迷走神経幽門洞枝は「胃相」においてgastric gastrinの放出およびnegative feedback過程に積極的に関与していない結果を得た.

索引用語
胃迷走神経幽門洞枝, gastric gastrin, negative feedback, 幽門洞pouch, 右胃大網静脈

日消外会誌 12: 210-218, 1979

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