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第12巻 第4号 1979年4月 [目次] [全文 ( PDF 659KB)]
原著

切除適応外膵頭部癌に対する姑息手術の評価

木南 義男, 永川 宅和, 新村 康二, 宮崎 逸夫

金沢大学医学部第2外科教室

 過去16年間に教室において行った膵頭部癌に対する姑息手術82例の手術成績を検索することから,著者らは非切除例の治療の可能性を検討した.手術術式は内瘻が主である胆道bypass手術(89%)と消化管吻合からなる.これら症例の腫瘍所見をみると,くる実大のものは8.3%で,他は鶏卵大以上例であり,肝転移例は20.8%で,腹腔内播種や他臓器浸潤例は68.1%であった.手術死亡率は28%であるが,消化管出血(26.1%),肝腎機能不全および悪液質(各々21.7%)などで失っている.耐術52例は平均5.6カ月生存し,胆道bypass例の39.5%は6カ月以上生存し得た.しかし,腫瘍進行度と予後との密接な関係がみられ,姑息手術といえども早期手術が望まれる.

索引用語
膵頭部癌, 姑息手術, 予後, 化学療法

日消外会誌 12: 227-232, 1979

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