Stage IV胃癌例に対する主腫腸摘出（胃切除）とlevamisoleによる免疫療法の効果

三輪　恕昭, 守安　文明, 河合　知則, 浜崎　啓介, 中原　東亜, 田中　紀章, 折田　薫三

岡山大学医学部第1外科

　Stage IV胃癌例に対して，可能なかぎり主腫瘍摘出である胃切除を行えば延命が望める．Levamisoleによる免疫療法の効果は，胃切除例では術後経過にしたがい増強したが，非切除例では術後短期間にとどまった．
　Stage IV胃癌例には，積極的な胃切除，化学療法の併用に加えてlevamisoleを用いる免疫療法を行えば，延命が期待できよう．

索引用語
Stage Ⅳ胃癌, 主腫瘍摘出, levamisole, 免疫療法, 生存率

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