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第12巻 第5号 1979年5月 [目次] [全文 ( PDF 745KB)]
原著

術後胆道狭窄の手術経験

小澤 和恵, 松本 由朗, 戸部 隆吉

京都大学第1外科

 教室の過去12年間における胆道損傷例は26例で,胆嚢摘出術時の損傷が23例,胃切除術時2例および総胆管嚢腫摘出術時が1例である.その胆道損傷に対する初回手術症例は24例で1)胆管端々吻合および胆管側壁縫合が2例,2)右肝管空腸吻合が2例,3)総肝管空腸吻合が6例,4)総肝管十二指腸吻合が3例,5)総胆管空腸吻合が1例,6)総胆管十二指腸吻合および胆嚢空腸吻合各1例,7)総胆管切開T字管挿入5例,8)肝管ドレナージその他3例である.
 胆道再建成績は1回の胆道手術で治癒したものは10症例(42%)で,手術後胆管炎をきたしたものが14症例(58%)で,そのうち再度胆道再建,T字管挿入,吻合口拡大を行ったものは14例である.
 胆管端々吻合および胆管側壁縫合の症例では術後再発狭窄をきたしており,成績は不良であった.また損傷後,T字管などを長期間留置した症例の多くは高率に胆管炎を併発しており,早期に胆道再建を行うべきことを強調した.

索引用語
胆道損傷, 胆道再建術, 胆管炎

日消外会誌 12: 329-336, 1979

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