有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第12巻 第5号 1979年5月 [目次] [全文 ( PDF 397KB)]
症例

食道膀胱異時性重複癌の1治験例

中田 芳孝, 鍋谷 欣市, 花岡 建夫, 小野沢 君夫, 李 思元, 新井 裕二, 本島 悌司, 入村 哲也, 宮島 久仁

杏林大学第2外科

 重複癌は本邦においては同時性と異時性に分類して検討されることが多い.同時性重複癌は第1癌発症後第2癌の発症が1年以内のものとし,それ以外は異時性とされている.近年平均余命の延長や早期診断技術の向上に伴い異時性重複癌の増加が予想される.われわれの教室で最近,膀胱癌根治術約4年後に食道癌根治術を行った,食道膀胱異時性重複癌症例を経験した.膀胱癌は移行上皮癌,食道癌は扁平上皮癌であった.膀胱癌と食道癌の重複は現在までに4例報告されたのみであるが,膀胱癌のように経過の比較的長い癌では術後の経過観察は,再発の有無にのみとらわれず,他臓器の検索にも十分注意を払うべきであると考えている.

索引用語
食道膀胱重複癌, 異時性重複癌

日消外会誌 12: 345-348, 1979

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会