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第12巻 第6号 1979年6月 [目次] [全文 ( PDF 1118KB)]
原著

空腸による食道再建術の基礎的研究(組織酸素分圧の推移を中心として)

吉野 邦英

東京医科歯科大学第1外科

 食道癌切除後の食道再建に空腸を利用する方法として新しく試みた胸骨柄切除胸骨後経路による術式の安全性を,Clark型酸素カテーテル電極を使用して,組織酸素分圧(PtO2)の測定によって血行面から検討した.成犬を用いた各種の基礎的モデル実験ならびに臨床的に吻合部の術後PtO2の経時的追跡から,縫合不全の早期発見に資すること,およびその原因と対策を検討した.

索引用語
空腸による食道再建術, 胸骨柄切除胸骨後経路, 組織酸素分圧, Clark型酸素電極, Polarography

日消外会誌 12: 359-369, 1979

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