有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第12巻 第6号 1979年6月 [目次] [全文 ( PDF 968KB)]
原著

出血胃潰瘍の手術適応に関する臨床的研究

横堀 直孝

東京女子医科大学消化器病センター

 出血胃潰瘍111例について時間的経過に着目し,入院を起点とした場合と出血を起点とした場合とに分けて臨床的検討を行った.
 出血胃潰瘍では出血を起点とした時間的経過が予後に大きな関係をもち,80歳以上を除く高齢者においては,術前合併症,あるいはショックの有無にかかわらず,出血から48時間未満に手術を行った症例の手術成績が最も良好で,ついで48時間以上7日未満のものの手術成績が良好であった.
 このような事実に基づいて,出血胃潰瘍の手術にあたっては性と年齢,出血回数,出血から手術までの期間,輸血量,ショック,術前合併症,術式,術後合併症を考慮し,出血を起点とした時間的経過に着目して手術適応を決定することが望ましいという結果をえた.

索引用語
出血胃潰瘍, 手術死亡, 出血から手術までの期間, 術前合併症, 手術適応

日消外会誌 12: 370-379, 1979

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会