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第12巻 第8号 1979年8月 [目次] [全文 ( PDF 528KB)]
特集

逆流性食道炎の診断と治療―逆流性食道炎の発生機序を中心に―

幕内 博康, 熊谷 義也, 山崎 栄龍, 掛川 暉夫1), 片桐 誠1), 有森 正樹2)

慶応がんセンター, 慶応義塾大学外科学教室1), 国立東京第2病院外科2)

 逆流性食道炎の発生機序はLESPが低く,かつgastrinに対する反応の悪いものに逆流が起こり,逆流液が長く食道内に停滞することによると考えられる.これに腹圧と逆流液の酸度が影響を及ぼしている.この仮説を食道内圧pH測定,gastrin負荷試験,酸排出試験を施行して確かめた.逆流性食道炎の診断には食道内視鏡が最も重要であるが,食道炎の予後を知るにはこれらの機能検査が必要である.
 逆流性食道炎の治療は原則として保存的に行い,(1)ファーラー位で上体を高くして寝る.(2)食後3時間以上たってから床につく,(3)LESPを上昇させる薬剤の投与,(4)制酸剤粘膜保護剤の投与,(5)肥満があれば標準体重へ戻す.などが有効である.

索引用語
逆流性食道炎, 食道内圧測定, 酸排出試験, gastrin負荷試験, 食道裂孔ヘルニア

日消外会誌 12: 486-491, 1979

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