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第12巻 第9号 1979年9月 [目次] [全文 ( PDF 631KB)]
原著

急性膵炎における肝障害

小林 衛, 嶋田 紘, 佐藤 一美, 鬼頭 文彦, 阿部 哲夫, 土屋 周二

横浜市立大学医学部第2外科

 急性膵炎における肝障害を,臨床的および実験的に研究した.急性膵炎17例の死亡率は41.2%であり,このうちの71.4%は入院後48時間内の死亡例であった.alcoholism症例は予後不良であった.17例の血清GOT,GPT,ビリルビン,LDH,ァルカリ・フォスファターゼは75.0~93.3%に異常で,とくにGOT 300単位,GPT 150単位,ビリルビン5 mg/dlあるいはLDH 500 µu/ml以上の症例は,約半数が48時間以内に死亡した.剖検による組織学的検索では,肝sinusoidのうっ血や出血巣から広範な肝細胞壊死まで観察された.また実験的急性膵炎においても,血清GOT,LDHの上昇と組織学的にグリソン鞘周辺の出血巣,うっ血や中心性の肝細胞変性像が認められた.

索引用語
急性膵炎, 実験的急性膵炎, 肝障害, 急性膵炎の予後, alcoholism

日消外会誌 12: 604-610, 1979

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