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第12巻 第10号 1979年10月 [目次] [全文 ( PDF 997KB)]
原著

経皮的胆管ドレナージ症例の検討

西岡 伸也

日本大学第3外科

 PTCDを施行した閉塞性黄疸132例を検討して,以下のことが判明した.
 悪性黄疸92例中34例(37.0%)は,平均37日の胆汁ドレナージで血清総ビリルビンを7.1 mg/dlに低下させて手術し得たが,58例(63.0%)は姑息的療法に止まった.この主要因は肝転移,腹水であったが,PTCDにもかかわらず黄疸の合併症から完全には快復せず,姑息的に終始した症例が22例みられた.これが著明であったのは肝管癌,転移癌で,閉塞部が胆道の中枢側に近いほどPTCDに拮抗するものであった.
 しかしながら,PTCDにより良性例を含めて全例待期的に手術を行うことができ,また,悪性例の姑息的群において平均76日延命させ得ていることは,胆道系の進歩の著しい手技といえる.

索引用語
経皮的胆管ドレナージ, 閉塞性黄疸, 閉塞性黄疸の合併症, 閉塞性黄疸の死因

日消外会誌 12: 724-733, 1979

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