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第12巻 第12号 1979年12月 [目次] [全文 ( PDF 1099KB)]
原著

胃,十二指腸に跨がる癌の臨床病理学的研究―外科治療上の問題点に関する知見補遺―

内田 雄三, 野川 辰彦, 山下 三千年, 橋本 茂廣, 藤井 良介, 畦倉 薫, 橋本 芳徳, 石川 喜久, 小武 康徳, 猪野 睦征, 日高 重幸, 北里 精司, 大江 久圀, 柴田 興彦, 石井 俊世, 下山 孝俊, 三浦 敏夫, 調 じょう治, 辻 泰邦, 関根 一郎1)

長崎大学第1外科, 長崎大学医学部原医研病理(現・大分医科大学外科)1)

 癌浸潤が肉眼的に胃,十二指腸の両側におよんでいるとみなされた79例について,臨床的ならびに病理組織学的に検索し,切除度および術後再発を左右する因子について検討した.臨床的十二指腸壁に癌浸潤が確認された症例は79例中35例(44.3%)で,その発生側はほとんどの症例で明らかでないが,胃癌の十二指腸浸潤と考えるよりは,その進展の態度ならびに臨床的意義から,胃・十二指腸境界部癌の概念で把握するのが妥当と思われる症例が6例みられた.この概念に該当する症例は肉眼的にBorrmann 1,2,3型である.十二指腸壁内先進部はmおよびsmにあり,リンパ管内蔓延が問題となる.転移では(8),(12)および(13)リンパ節が第一群リンパ節としての意義を有する.

索引用語
胃・十二指腸境界部癌, 発生進展, 切断端癌遺残, リンパ節転移, 肝・腹膜転移

日消外会誌 12: 891-900, 1979

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