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第12巻 第12号 1979年12月 [目次] [全文 ( PDF 660KB)]
原著

肝内および肝門部胆管癌の手術成績と胆管癌多発例における臨床像の検討

木南 義男, 宮崎 逸夫, 倉知 圓, 高島 茂樹, 新村 康二, 新野 武吉

金沢大学医学部第2外科

 過去18年間に肝内胆管癌12例および肝門部胆管癌43例を教室で手術したが,とくに腫瘍切除例の治療成績を検討するとともに胆管癌多発例の検索を行った.腫瘍切除率は肝内胆管癌が58.3%で,肝門部胆管癌が16%であり,耐術例の平均生存期間は前者が11.6カ月で後者は18.4カ月である.肝内および肝門部胆管癌とも腫瘍切除例の予後は姑息手術例に比し良好である.胆管癌多発例は5例で肝内胆管癌の33.3%に,肝門部胆管癌の2.3%にみられ,2~6年の病悩期間を有し,手術時に胆石の合併を3例に認めた.すなわち,肝内および肝門部胆管癌に対しては肝切除を含む腫瘍切除が望まれるが,胆管癌多発の可能性をその適応に加える必要性が認められた.

索引用語
肝内および肝門部胆管癌, 手術成績, 胆管癌多発例

日消外会誌 12: 908-913, 1979

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