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第12巻 第12号 1979年12月 [目次] [全文 ( PDF 592KB)]
特集

進行胃癌における周囲臓器合併切除の意義―とくに脾または膵脾合併切除の意義について―

西岡 文三, 藤田 佳宏, 渡辺 信介, 水野 光邦, 間島 進, 徳田 一1), 松本 真一2)

京都府立医科大学第一外科学教室, 京都第二赤十字病院外科1), 京都堀川病院外科2)

 進行胃癌の胃切除・周囲臓器合併切除例239例について検討した.合併切除例は一般胃癌切除例に比べて予後が不良であったが,これは合併切除例にはとくに進行した症例が多数を占めていたためと思われた.
 中上部胃癌・進行癌で胃全摘または噴門側切除を受けた症例について,脾温存例,脾合併切除例,脾膵合併切除例を主として予後の面から比較した.脾を温存させることによる優位性は認めなかった.比較的初期の癌では脾を温存した方がむしろ予後不良であった.脾膵合併切除に関しては高度に進行したもの,リンパ節転移の著明なもので合併切除により治癒切除が可能となるものでは積極的な合併切除がのぞましいと思われた.

索引用語
胃癌, 周囲臓器合併切除, 脾摘, 膵体尾部切除, 中上部胃癌

日消外会誌 12: 955-960, 1979

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