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第12巻 第12号 1979年12月 [目次] [全文 ( PDF 708KB)]
特集

進行胃癌における膵脾合併切除の意義―とくにリンパ節転移について―

大橋 一郎, 高木 国夫, 太田 博俊, 神谷 順一, 中越 享, 梶谷 鐶

癌研究会附属病院外科

 進行胃癌の根治手術のために,膵尾側脾合併切除を積極的に施行している.1949年より1972年迄に797例で,進行胃癌切除例の17.8%となり,最近では26%になる.直接死亡率は3.8%,5年生存率は22.6%であった.CおよびM癌では,膵脾切除による脾門(10),脾動脈幹(11),リンパ節転移率は41.3%で,浸潤型,中間型,s1以上に転移が多いが,s0でも28.2%,C癌では限局型でも28.9%の転移がある.膵脾切除例の5年生存率は27.7%で,(10),(11)転移陽性例は16.6%,陰性例は35.3%であった.(10),(11)リンパ節のみに転移陽性は11例でその中5例は肉眼的に転移陰性とし,組織学的に陽性となったもので術中(10),(11)転移の有無の判定は困難な症例があり,リンパ節廓清の為に膵脾合併切除が重要である.(10),(11)リンパ節転移率と5年生存率の面から,膵脾切除の意義を検討した.

索引用語
進行胃癌, 周囲臓器合併切除, 膵尾側切除脾剔除術

日消外会誌 12: 993-999, 1979

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