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第13巻 第1号 1980年1月 [目次] [全文 ( PDF 665KB)]
原著

食道再建用胃管の運動機能,特に筋電図よりみた幽門部輪状切開術の効果についての実験的研究

梅原 秀樹, 大同 禮次郎, 恵谷 敏, 谷奥 卓郎, 岡本 寅司

滋賀医科大学第1外科

 食道再建用大弯側胃管の延長と幽門ドレナージ効果を目的として,幽門前庭部に漿膜筋層輪状切開を付加する方法を考案し,雑種成犬を用い,術直後より3ヵ月にわたり,筋電図学的基礎的検討を加えた.すなわち筋電図的には脱神経胃の胃体下部から幽門前庭部においては異所性の異常放電や逆蠕動性BERが高頻度に認められ,幽門部の収縮圧も高値を示したが,輪状切開を付加すると,切開より肛側のBERの発生頻度は激減し,幽門部は電気的に静的な状態となり,その収縮圧も著明に低下する.また固形食としてのレヂンペレットを用いた胃管よりの排出能は輪切によって促進される.
 われわれの漿膜筋層輪状切開は幽門形成術として十分なドレナージ効果がえられることを実験的に証明した.

索引用語
大弯側形成胃管, 幽門前庭部漿膜筋層輪状切開術, 筋電図, Basic elctric rhythm(BER)

日消外会誌 13: 8-14, 1980

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