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第13巻 第2号 1980年2月 [目次] [全文 ( PDF 1295KB)]
原著

X線回折計による胆石の研究

小林 達男

日本医科大学第1外科学教室

 手術により摘出された胆石206例についてX線回折計(Diffractometer)を用いて分析し,次の成績を得た.
 1)コレステロール系石(以下コ系石)のX線回折チャートの特徴は2θ14.8°に最高ピークが現われるほか,23.1°にピークを認める.2)ビリルビン系石(以下ビ系石)では2θ15.2°および17°にピークが現われる.3)脂肪酸カルシウム石,炭酸カルシウム石および燐酸カルシウム石のピークはおのおの2θ9.9°,29.3°,26.2°である.4)全試料206例を類別すると,コ系石は171例(83%),ビ系石は32例(15.5%),炭酸カルシウム石2例(1.0%),脂肪酸カルシウム石1例(0.5%)であった.
 本法は従来の化学分析法,赤外分光分析法に加え,胆石分析法の1つとして意義あるものと考える.

索引用語
X線回折, コレステロール系石, ビリルビン系石, 赤外分光分析

日消外会誌 13: 146-158, 1980

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