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第13巻 第3号 1980年3月 [目次] [全文 ( PDF 472KB)]
原著

胃癌における血清糖蛋白値の臨床的意義―とくに進展度との関係について―

森田 耕一郎, 江里 健輔, 守田 信義, 野間 史仁

山口大学医学部第1外科

 胃癌39例について術前に6種の血清糖蛋白を測定し,肉眼的進展度,漿膜浸潤度,リンパ節転移別に検討した.α1AG,Hp,Cp,α1ATは胃癌が進展するにつれて高値となったが,α2M,α2HSはstage IVになると,むしろ低値であった.漿膜浸潤度が高度になるにつれて,血清糖蛋白は高値となったが,とくにCpが35 ml/dl以上になると,癌の漿膜に浸潤していることを示唆した.リンパ節転移の有無による血清糖蛋白値の変動は認められなかった.PPD皮内反応と血清糖蛋白値との間にも相関を認めなかった.以上のことより,血清糖蛋白値を術前および術後経時的に知ることは癌の進展度および予後を知る上に有用である.

索引用語
血清糖蛋白, S因子, N因子, Purified Protein Derivative of Tuberculin(P.P.D.)皮内反応

日消外会誌 13: 186-191, 1980

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