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第13巻 第3号 1980年3月 [目次] [全文 ( PDF 663KB)]
原著

Cholecystokinin,Secretinと十二指腸内の脂肪の生物学的作用に関する検討―とくにEnterogastroneとの関連において―

山岸 健男

東京大学第1外科

 胃瘻と膵瘻を作製したイヌを用いて,20%cholecystokinin(CCK),Pure Secretinおよび十二指腸内のオレイン酸の示す膵重炭酸分泌・蛋白分泌・胃酸分泌・胃排出抑制作用を比較検討したが,十二指腸内の脂肪の示すこれらの生物学的作用はいずれもCCKと小量のsecretinの共働作用によるものとして説明することができた.一方,これらのイヌにおいて,十二指腸内にオレイン酸を注入するとpentagastrin刺激胃酸分泌反応は有意に抑制されたが,histamine dihydrochloride刺激胃酸分泌反応は全く抑制されなかった.これらの結果は,十二指腸内の脂肪によるenterogastrone様の作用の発現にCCKとsecretinが関与している可能性を強く示唆するものであった.

索引用語
20%pure cholecystokinin, pure secretin, オレイン酸, enterogastrone

日消外会誌 13: 192-198, 1980

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