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第13巻 第4号 1980年4月 [目次] [全文 ( PDF 809KB)]
原著

幽門部潰瘍の臨床・病理学的所見と外科的治療

小西 富夫, 島津 久明, 山岸 健男, 朝隈 貞雄, 谷 冒尚, 井原 悠紀夫, 武部 嗣郎, 稲田 正男, 小堀 鴎一郎

東京大学第1外科

 幽門部潰瘍切除症例90例を対象として,臨床・病理学的所見および手術方針について検討した.頻度は全消化性潰瘍手術症例の15.1%であった.2/3の症例では他領域の胃や十二指腸に潰瘍が併存していたが,幽門部潰瘍単独症例では年齢分布が若年層に傾き,また胃酸分泌亢進例が高頻度にみられた.臨床症状では,いわゆる幽門管症候群が多数例に認められた.潰瘍病変は過半数が径1.0 cm未満で,UL IIIIIIVのものがほぼ同頻度を占めていた.54%の潰瘍は幽門腺・十二指腸腺境界にまたがって存在し,また18%の潰瘍は明らかに十二指腸腺領域内に発生していた.これらの症例に対する手術方針としては選迷切兼幽門洞切除が妥当と考えられた.

索引用語
幽門部潰瘍, 幽門管症候群, 幽門・十二指腸腺境界, 胃排出機構, 選迷切兼幽門洞切除術

日消外会誌 13: 261-268, 1980

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