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第13巻 第5号 1980年5月 [目次] [全文 ( PDF 498KB)]
原著

リンパ濾胞性胆嚢炎(lymph-follicular cholecystitis)症例の検討

武藤 良弘, 脇 慎治, 林 輝義, 瀬川 徹, 小原 則博, 鮫島 恭彦, 内村 正幸, 岡本 一也1)

浜松医療センター外科, 同 臨床検査科病理1)

 胆嚢全体にリンパ濾胞形成がみられたリンパ濾胞性胆嚢炎40例を臨床病理学的に検討した.本症は胆摘例の12.6%にみられ,老人・高齢者で胆管結石やビ系石例に多かった.総胆管は拡張性で主としてE.coli,Klebsiellaや少数例にSalmonellaの永続性胆道感染が特徴的であって,組織学的に胆嚢組織は良く温存され,リンパ濾胞は粘膜固有層内に,孤立,散在性に存在していた.本症は一般の慢性胆嚢炎に比較してリンパ濾胞形成が特異的で,さらに一般の慢性胆嚢炎の主因が結石にあるのに反し,本症は永続性胆道感染による,真の意味での感染性,慢性胆嚢炎の形態と考えられた.

索引用語
慢性胆嚢炎, リンパ濾胞形成, リンパ濾胞性胆嚢炎

日消外会誌 13: 401-405, 1980

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