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第13巻 第7号 1980年7月 [目次] [全文 ( PDF 543KB)]
原著

食道静脈瘤出血に対するMesocaval H Shuntの経験

守田 知明, 福田 重年, 野間 史仁, 野村 真一, 丹山 桂, 兼行 俊博, 小原 正1)

山口県厚生連周東総合病院外科, 大島郡国民健康保険診療施設組合大島病院外科1)

 門脈圧亢進症に起因する食道静脈瘤破裂に対し,Mesocaval H Shuntを8例に行った.原疾患は肝硬変6例,Banti症候群1例,特発性門脈圧亢進症1例で,6例は待期的に,2例は緊急に手術した.術前リスクはChildの分類にしたがえばClass A 2例,B 2例,C 4例で手術死亡は2例,いずれも緊急手術症例であり,1例は肝不全,1例は心不全にて死亡した.術後の減圧率は36%で,5例に術後血管造影を行ったが,Graftは全例開存していた.術後食道造影では,2例は1ヵ月位で静脈瘤は消失したが,3例は減少にとどまり,この内2例は消失するまでに6~7ヵ月を要した.肝性脳症の発生は,いずれも軽度ではあるが2例にみられた.再吐血は2例にみられ1例が死亡した.

索引用語
門脈圧亢進症, 食道静脈瘤, Hシヤント

日消外会誌 13: 775-780, 1980

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