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第13巻 第7号 1980年7月 [目次] [全文 ( PDF 536KB)]
原著

経気管的縦隔造影および縦隔内制癌剤注入に関する基礎的研究(第1報)

神津 照雄, 久賀 克也, 磯野 可一, 小野田 昌一, 山崎 義和, 円山 正博, 佐藤 博

千葉大学第2外科

 食道癌の縦隔リンパ節転移の診断およびその治療法として,経気管的に分岐部後壁を注射針で穿通し,造影剤および制癌剤を注入する方法を雑犬において基礎的検討を行った.分岐部に注入された油性造影剤は107番リンパ節を介し,リンパ管内を上行し,縦隔リンパ節の造影が可能であった.また注入された造影剤は分岐部より上方では食道気管間隙を上行,下方では食道外側を下行し,食道周囲の情報が得られた.同様にブレオマイシンを注入すると縦隔内リンパ節では最高3.1 r/gの濃度が得られ,24時間後でも0.4 r/g以上を保っていた.本法による制癌剤の投与は全身投与に比して,肺への移行も少なく,縦隔リンパ節に選択的に高濃度とりこませることができた.

索引用語
食道癌, 縦隔リンパ節転移, 経気管的縦隔造影, 縦隔内制癌剤注入, リンパ節造影

日消外会誌 13: 796-800, 1980

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