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第13巻 第8号 1980年8月 [目次] [全文 ( PDF 572KB)]
特集

肝手術と肝網内系

横田 峻, 河野 幸裕, 奈良 政信, 長嶺 慎一, 小沢 和恵, 戸部 隆吉, 藤井 正博1)

京都大学第1外科, 京都大学第1内科1)

 肝手術後の経過は特有の合併症が高頻度に発生し,これらにひき続いて肝機能を増悪する場合が多く,このような病態は肝細胞機能の変動のみでは説明ができない.肝には肝細胞以外にKupffer細胞があり,これは全身網内系機能の主役をなす.高度肝硬変症に対する脾摘出や肝広範切除により全身網内系機能は著しく低下し,その結果高度発熱の長期持続,エンドトキシン血症,ARDS型肺合併症,DIC,消化管出血,腎不全などの特異な合併症を発生し,最終的にSepticな様相を呈する事が多い.とくに感染症,感染源のないエンドトキシン血症に対する肝網内系のBarrierとしての意義は重大である.

索引用語
網内系, Kupffer細胞, エンドトキシン, 肝切除, 脾摘出

日消外会誌 13: 933-938, 1980

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